みなさまこんにちは。
この前、寒暖差アレルギーという言葉を知りました。
気温の大きな変化による自律神経の乱れが原因のようです。
さて、今月も鷹誌から素敵な句をメモしていきたいと思います。
水底に薄日の届く冬至かな(宮本素子)
幸せになりたく日記買ひにけり(加藤静夫)
小波はひかりを運び帰り花(辻内京子)
陽だまりの綺羅なり冬の蜆蝶(下瀬坐髙)
着ぶくれて何かせねばと風呂磨く(茂木直子)
切手貼る机上に冬日届きけり(中田芙美)
雪ふれば今日の悲しみ知るごとし(石井節子)
冬あたたか読みさしの本胸に伏せ(加茂 樹)
冬日いま手紙のやうにやはらかく(蓜島啓介)
マフラーに唇触れて独りかな(三好じゅん)
大学の門に明るき冬桜(中川桂子)
柚子湯出て手紙のつづき書きにけり(梅野幸子)
行間の広き詩集や冬ひばり(内海純子)
日向ぼこ何もなかった顔をして(青田文子)
撫肩の春着の少女ひた祈る(中村美津子)
残されし日々はさておき日向ぼこ(大山勝子)