記憶の汀

~大学図書館司書のとりとめのない日々のこと~

「チューリップ喜びだけを持つてゐる」

みなさま、こんにちは。

もうじき二月もおしまい。

二月は入試シーズンなのでなんだか疲れています。

 

水耕栽培しているチューリップが咲いてくれました。

ライトピンクプリンスという品種です。

チューリップ立ち姿

チューリップ上から

なかなか凛々しい立ち姿です。花も絵画も美しいものはいいですね。

 

今回、チューリップに香りがあることを知りました。

薔薇や百合と違って、チューリップには香りの花というイメージがなかったので意外でした。

ほのかにフルーティーな香りがします。

 

農研機構のWebサイトによると、「チューリップの香気成分はモノテルペン、セスキテルペン、脂肪族化合物、および鎮静効果があるとされる3,5-ジメトキシトルエンを含む芳香族化合物である。主要香気成分の割合と生花の官能評価から、チューリップの香りは9種類に分類される。」とのことです。

そしてその9種類とは・・・

「アニス(甘さとスパイシー感のある外国のお菓子のような香り)、ウッディ(木質系の香り)、グリーン(青臭い香り)、シトラス(オレンジなど柑橘系の香り)、スパイシー(薬のようなスパイス様の香り),ハーバル(ハーブのような香り),ハーバル・ハニー(ハーブ様からハチミツ様の香りに変化),フルーティ(ベリーやリンゴなどフルーツの香り),ローズィ(バラ様香り)の9種類に分類される」とのこと。

www.naro.go.jp

 

最後に、歳時記から一句拾っておきます。

チューリップ喜びだけを持つてゐる(細見綾子)

 

それでは、また。