記憶の汀

~大学図書館司書のとりとめのない日々のこと~

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『塔』2021年2月号から

こんにちは。近所の梅が花開いています。 もうそこまで春が来ているのですね。 ゆるやかに何かが漏れてゆくらしき君の言葉を我は繕ふ(尾形 貢) 無防備にからだあづけてくる秋の重みをしんと受けとめてゐる(澄田広枝) >一読、不思議な魅力に満ちた歌たち…

『鷹』2021年2月号から

みなさまこんにちは。 今日はあたたかく、洗濯物もよく乾きそうな日です。 鷹誌から忘れたくない句をメモさせていただきます。 アルバムとだまつて話す小春かな(遠藤篁芽) 石段の先は青空七五三(喜納とし子) 地震くればいちころの街寒月下(加藤静夫) …

『知音』2021年2月号から

みなさまこんにちは。 日中はあたたかい日も増えてきたように思いますがいかがお過ごしでしょうか。 先月に引き続き、今月も諸先輩方の俳句に触れてみようと思います。 をとめらのいま美しき夏の川 あの日より日記が途絶へ夏の川(原 川雀) >青春と夏の川…