記憶の汀

~大学図書館司書のとりとめのない日々のこと~

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『塔』2021年6月号から①「誰か呼びゐし気配のありて」

みなさまこんにちは。 『塔』6月号、ずいぶん前に読み終えていたのですがようやく記事にできました。 望みなど何にもないと思う日に藪蔭に咲く紫すみれ(稲垣保子) >草花を見ることで希望や勇気をもらうことがある。一生懸命に生きているのは人間だけでは…

カッチーニのアヴェ・マリア

みなさまこんばんは。 最近、気圧のせいかずっと頭が痛い状態が続いています。 それほど酷くはないのですが。 ↓学生時代からこちらの方のピアノ演奏を時折聴いています。 今年、音大のピアノ科に入学されたそうです。 これからのますますのご活躍を心より祈…

『塔』2021年5月号から②「さよならのために準備は怠らない」

みなさまこんにちは。 5月号の後半に参ります。 ワークライフバランスに遠く働けば独身?などと囁かれおり(大引幾子) >いろいろな個人・家族のかたちがある。結婚するもよし、しないもよし。仕事に重きを置くのもよし、家庭を重視するのもよし。善悪の問…

『塔』2021年5月号から①「桜貝拾ひゐるうち寂しくなりぬ」

みなさまこんにちは。 6月。そういえば今年も折り返し地点なのですね。 だんだんと暑くなってきました。 例年のことながら湿度が鬱陶しいですね・・・。 じめじめしているところにマスク、これかなりしんどいです。 今回の記事は5月号ですが、本日『塔』の6…

『知音』2021年6月号から

みなさまこんにちは。 今日は俳句誌『知音』の6月号からさくっと好きな句を。 早春の光を廻す水車かな(西山よしかず) >鮮やかな景が浮かびます。お手本のような句だと感じました。好きだなぁ。こういう句を作れるレベルになるにはどれほどの修練が要るの…

『塔』2021年4月号から②「ただそこに冬のひかりのある窓辺」

皆さまこんばんは。 今日は雨風が強い1日でした。 前回に引き続き、4月号です。 私の文章は、いわゆる「評」ではなくて、ただの感想なのだけれど、人様の歌を読んで感じたことをその歌とともにメモしておきたいという思いからここに書き記しています。 好き…